プロゴルファーの背中
2018年05月25日
スポーツプラス健康コラム
プロゴルファーの背中
2010年10月に兵庫県の鳴尾ゴルフクラブで開催された日本シニアオープンを観戦しました。 これはその名の通り、50歳以上のゴルファー日本一を決める大会で、プロとアマチュアの両方が参加します。 数十年もゴルフに全身全霊を捧げてきた猛者が真剣にナンバーワンを決める試合です。 私は古市忠夫プロを応援しに行ったのですが、 青木功プロや中島常幸プロというビッグネームの熟練の技を間近に観れたのは感動的でした。 ゴルフの技術も勉強になったのですが、印象に残ったのは、シニアプロの背筋でした。 4日間72ホールを歩き切る筋力は、足だけでなく、背中にも表れるようです。 健康な運動とは有酸素運動のことで、詰まるところ呼吸と歩行を意味します。 呼吸筋と歩行筋の反復収縮が最も重要な健康管理の軸なのですが、あまりに地味なため、 その偉大な効果は認識されにくいようです。 ゴルフスイングには関節障害を起こしやすいという致命的な欠点がありますが、 それを除けば、歩行の習慣化にはとても良いスポーツだと思いました。 理想的な有酸素運動は50分間の歩行です。ゴルフ以外には、犬の散歩、 買い物など、生活習慣に組み入れることがとても重要です。 江戸時代、東京と大阪を歩いて移動していたようですから、電車と自動車の発達で、 日本人の脚力は落ちていると言えそうです。 歩数計が内蔵されている携帯電話も発売されているので、 一日8000歩を習慣付ける生活が医者要らずの最重要ポイントではないでしょうか。
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