準備運動と整理運動
2018年05月25日
スポーツプラス健康コラム
準備運動と整理運動
スポーツはとても楽しいものですが、怪我がつきものです。 とくに普段は仕事をしていて、週に何度かするスポーツは、場合によってはとても危険です。 弦楽器の奏者にとって、演奏技術と同じくらいに大切なのは弦の調音(チューニング)ですが、 スポーツでも技術練習と準備運動は同じくらい重要です。 ゴルフやテニスなどの棒をつかった競技は、手足の関節に対する負担が大きいので、 開始前に5分間の準備運動と終了後に5分に整理運動をするのが極めて重要です。 ゴルフ場に行くと、何もせずにいきなり球を打つ人がいますが、これはかなり危険な行為です。 準備運動では関節の動きを滑らかにするエクササイズを盛り込んだものをするのが効果的です。 首、肩、肘、手首、腰、股、膝、足首の関節が円滑に動くような準備運動をすることがスポーツの前には必要です。 整理運動とはストレッチのことです。スポーツでは各種の筋肉が収縮しますから、 それらの筋肉を伸展させることでニュートラルな状態に戻すことがストレッチの目的です。 スポーツ終了後の入浴中に、浴槽内でこのストレッチをするのも効果的です。 私の趣味はゴルフですが、始めたばかりの頃は、2日連続でラウンドするだけで、首や肩や腰の痛みを感じました。 その後、準備運動と整理運動をそれぞれ5分ずつするようになってからは、 ラウンドの翌日に痛みが残らないようになりました。5日連続でラウンドをしても、年間150ラウンドしても、 特に体のどこにも痛みが起こらないのは、この準備運動と整理運動の効用だと思います。
コメント..