股関節の柔軟性
2018年05月25日
介護予防
股関節の柔軟性
少子高齢化が進む日本ですが、65歳以上の日本人のうち、認知症の人は15%で、 2012年時点で500万人弱もいることが厚生労働省の調査で分かりました。 脳の機能障害を抱えた人が増えることは、国にとって大きな問題です。 2013年5月23日、三浦雄一郎さんが80歳でエベレストの登頂に成功したという驚異的なニュースが報道されましたが、 65才のときには長年の暴飲暴食で、身長164cm、体重86kg、体脂肪率45%で、 狭心症、高脂血症、高血圧だったそうです。 当時はわずか500mの山を登るのもしんどく、食生活の改善を開始し、15年後に偉業を達成されました。 80歳でエベレストの登頂は、さすがに普通の人には無理ですが、完全自立の生活は可能と思われます。 認知症の治療は難しく、予防するしかありません。 認知症の原因には血管性とアルツハイマー型があり、若干発生機序は異なりますが、予防方法は同じです。 有酸素運動と数字を使った計算を毎日することが重要です。 有酸素運動の代表が歩行ですが、そこで重要になってくるのが、股関節の柔軟性です。 赤ちゃんはみんな開脚ができますが、60歳で完全開脚ができる人は極めて稀です。 何もしなければ年齢と共に股関節は硬くなり、開かないようになっていきます。 全米シニアプロゴルフ選手権という世界一の大会に優勝した井戸木鴻樹プロは、アマチュアゴルファーに、 「毎日風呂に入る前に、5分間自転車を漕ぐと上手くなりますよ。」とアドバイスしていました。 股関節の柔軟性と筋力を毎日鍛えることが、少子高齢化社会の日本人にとって重要な生活習慣ではないでしょうか。
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