健康は認知力を健全に保ち「うつ予防」につながる

2018年05月25日 介護予防

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運動とうつ病4

「うつ」を運動で予防することが出来るかどうかについて、はっきりとした結論は出ていませんが
(1)、運動がうつの治療に役立つことには一定の支持が得られてきています
(2)、運動習慣に乏しい生活習慣がうつの発症と関係する可能性を考えると、
運動でうつの予防をすることは重要性を見逃せません。
中年以降のうつ症状発現が認知症の原因となる可能性も報告されていますから
(3)、うつ病の予防を考えていくことには多くの関心を払わざるを得ません。
運動を継続することで達成体験を得たり自己効力感を高めたりしますし、
成功体験を通じての心理学的効果もあります。
定期的な運動、思考の必要な活動、他人との人付き合いのある状況、“ごきげん”で前向きな姿勢など、
あなたの日常での行動そのものが、今後の精神機能や頭の冴えに少なからず影響を及ぼします。
運動が脳を元気にしてくれて“ごきげん”でいられること。このことは古くて新しいことでもあります。
肉体的な健康は認知力を健全に保ち、うつの予防にも役立つでしょう。
「運動でうつを予防する」ことの可能性を示しているのかもしれません。

(1)Johnson KE et al: Relationships between physical activity and depressive
symptoms among middle and older adolescents: A review of the research literature.
J Spec Pediatr Nurs. 16(4):235-51. 2011.
(2)Teychenne M et al: Physical activity and likelihood of depression
in adults: A review. Prev Med. 46(5):397-411. 2008.
(3)Barnes DE et al: Midlife vs Late-Life Depressive Symptoms and Risk of Dementia.
Arch Gen Psychiatry. 69(5):493-8. 2012.

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