パーソナルトレーナー 出張 派遣:コラム

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運動とうつ病3

“うつ病”なのであれば、それは治療の対象となる病気です。なまけているとか、心が弱いとかということではなく、“脳”という体の病気だと考えると分かりやすいかもしれません。「うつ病」の治療は休養と薬物療法とが基本です。うつ病の治療が良く効く方もいますが、十分に効果の出ない方もいます。これは発熱や高血圧の際に、治療が良く効く人がいる一方で、十分に効果が出ず病状をこじらせてしまって具合が悪くなる人がいることと似ているかもしれません。同様に薬物療法は時として副作用のため十分な使用の難しいこともあります。特に高齢者では色々な病気を持っていることも多いため、十分な効果が出る量まで薬物を増やすことのできない場面が数多くあるかもしれません。

うつ病患者の治療強化としての有酸素運動が効くかどうかを検討する「TREAD study」(the TReatment with Exercise Augmentation for Depression)という研究がデザインされました(1)。うつ病の薬物療法に使う薬を抗うつ薬と言います。この研究では、うつ病と診断されて選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)という種類の抗うつ薬での治療により「寛解」というすっきりと良くなっている状態に達していない患者さんを対象に検討されました。

18〜70歳の126名の男女をランダム化比較試験(RCT)という信頼性の高い研究デザインで検討しています。1週間の間に運動により消費するカロリーで2つのグループに分けています。体重1kgあたり16kcal (体重60kgなら960kcal、1時間4miles(≒6.4km)その速度で、1週間に合計210分走る)、もしくは、4kcal(体重60kgなら240kcal、1時間3miles(≒4.8km)その速度で、1週間に合計75分走る)の2つのグループにランダムに分けました。SSRIという種類の抗うつ剤での治療を今までと同様に続けながら、この有酸素運動を加えて12週間続け、それが治療の強化になるかどうかを検討しています。

その結果、男女合わせて全体でみると16kcal/kg/weekもしくは、4kcal/kg/weekの運動消費量のどちらのグループでも良くなっていました。この結果から考えると、SSRIという種類の抗うつ剤の治療で、すっきりと良くならなかったら、有酸素運動を試してみる価値があるかもしれないということです。その際、より適切な有酸素運動の提案のできるパーソナルトレーナーやコーチの存在が身近にいることが大切になってくるのではないでしょうか。


    • Trivedi MH et al: Exercise as an augmentation treatment for nonremitted major depressive disorder: a randomized, parallel dose comparison. J Clin Psychiatry. 72(5): 677-84. 2011.








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