パーソナルトレーナー 出張 派遣:コラム

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予防的ヨード摂取法

(震災の二次被害への対応)

2011年3月11日の昼過ぎに、茨城県沖でマグニチュード9という巨大地震が発生し、地震による直接被害に加えて、津波により多くの生命が失われています。
今回の地震が1995年1月17日の阪神淡路大震災と異なるのは、被災地に核施設が含まれており、放射能が拡散することによる二次被害が拡大する可能性があることです。 放射能事故の発生時、問題となるのは被爆による急性期の障害と、10年以上後に発生する晩発性の障害です。急性期の障害を最小限に食い止めるためには、放射線防御の三原則が重要です。

(1)放射線を遮る
(2)放射線源から距離をとる
(3)被曝する時間を少なくする

濡れタオルやマスクで口を防ぎ、なるべく風下に立たず、被爆したらシャワーを浴び、屋内に入れば、窓を閉めて、極力、放射能に汚染された空気が部屋に入ってこないよう注意します。
晩発性障害には、放射能を持ったヨウ素( = ヨード)が体内に入り、甲状腺に集積し、甲状腺機能低下症や甲状腺がんを起こすことが、チェルノブイリ原発の事故を通じて知られるようになりました。その予防のために、被爆前にヨウ素を摂取することが有効です。放射能を持たないヨウ素を十分に接種することで、甲状腺を飽和させ、放射能を持つヨウ素が体内に入っても、甲状腺に蓄積せず、そのまま尿中に排泄させる、というのが、この予防的ヨウ素摂取法の原理です。
ヨウ素摂取の方法には3種類あり

(1)ヨウ化カリウム の錠剤を飲む
(2)ヨウ素を含むサプリメントを飲む
(3)ヨウ素を含む昆布などの食品を食べる

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成成分として生体に必須の微量元素で、体内には約25mgが存在します。
ヨウ素の必要量は、1日約0.1mgと微量です。日本人は海藻や魚介類をよく食べるため、1日1〜4mgのヨウ素をとっており、普通の食生活をしているかぎり、ヨウ素が不足する可能性は余りありません。
被爆前の緊急的予防的ヨード摂取としては、成人でヨウ素100mgを1日1回、7日間服用することが推奨されています。
1歳以下の乳幼児では量を半分にすれば良いでしょう。
ヨウ素100mgはヨウ化カリウム錠剤130mgに相当します。海藻類で言えば、昆布の佃煮100g、昆布だし2000ml、ひじき300g、わかめや海苔は1000gが相当量です。
ただし、1日3mg以上のヨード摂取を長期間続けると、甲状腺機能障害を起こす可能性があるので、長期間の大量服用は避けた方が良いでしょう。またヨウ素の過剰摂取は、胎児の甲状腺に害を及ぼす可能性があるため、妊婦さんは控えてください。子供さん、一般成人対象の話です。 世界唯一の被爆国で、世界最大の地震国である日本のために、震災の被害者の御冥福を祈ると共に、地震を被曝に繋げないで、被害を最小限に食い止めるための医学知識の普及に努めたいと思います。

2011年3月16日
井上敬
医師 (予防医学)

【参考文献】

○財団法人原子力安全研究協会





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